企業活動を行うにあたって、事業に参加するメンバー各々がスキルや能力を最大限に発揮するためにはチームビルディングがしっかりとできていることが成功の鍵です。
- 「うちの会社でも結束力を高めたい!」
- 「同じ目標を共有して事業活動に臨みたい!」
このように考える人事担当者や経営者は多いのではないでしょうか。
この記事ではチームビルディング研修を行い成功した企業の事例や、取り組みにあたっての重視すべきポイントをまとめて解説していこうと思います。
目次
チームビルディング研修の目的
そもそもなぜ、チームビルディング研修を行う必要があるのでしょうか。
チームビルディング研修を行う主な目的は以下の2つです。
- 自社の社風やビジネスマナーを浸透させる
- コミュニケーションを活発にする
それぞれの目的について、詳しく解説します。
自社の社風やビジネスマナーを浸透させる
まず1つ目として挙げられる目的は自社の社風やビジナスマナーを浸透させることです。
入社して間もない新入社員の場合、会社の雰囲気もあまり知らず戸惑いも多いと予想できます。
特にその方が新卒で今まで社会人として経験がない場合、ビジネスマナーもままならないことでしょう。
社風を知らないと円滑なコミュニケーションができず打ち解けられませんし、営業担当者がビジネスマナーを知らないと取引先に失礼な態度を取ってしまい、会社の信頼を失ってしまうといったリスクも考えられますよね。
そこでチームビルディング研修を通してスムーズに社風に打ち解けてもらい、同時にビジネスにおけるマナーの習得も図ることが大きな目的の一つです。
コミュニケーションを活発にする
2つ目の目的がコミュニケーションを活発にすることです。
特に社内での情報は早く正確に共有される必要があります。
万が一チームビルディングができておらずコミュニケーションが上手にできない場合、情報伝達の滞りからリスクに迅速に対応できなかったり、機会損失につながってしまったりといった事態が発生しかねません。
今後社内での情報共有に支障をきたさないためにもチームビルディングを通してコミュニケーションを活発化しておくべきです。
チームビルディング成功のポイント
チームビルディングの目的と重要性について解説しました。
しかし、ただチームビルディング研修をやれば良い訳ではありません。
研修を行うのであれば結果を出し、参加者の結束力を上げ成功させる必要があります。
成功するためには以下の3点も押さえておきましょう。
- アイスブレイクができるメニューを取り入れる
- 楽しめるチームビルディングの導入
- チームビルディングにおける目的の共有
これらのポイントについて、詳しく解説します。
アイスブレイクができるメニューを取り入れる
緊張を緩和(アイスブレイク)する必要があり、チームビルディング研修の中にもアイスブレイクができるメニューを取り入れるべきです。
特に入社してから間もない場合、緊張してしまいなかなか自分の能力を発揮できないことが考えられます。
序盤でアイスブレイクができなければ、活発なコミュニケーションも生まれず、なかなかチームビルディングができないので良い結果は得られません。
楽しめるチームビルディングの導入
チームビルディングを行うにあたってはただ座学を行ったり、グループワークを行ったりといったあまり楽しくない研修を行ってもモチベーションが下がる一方です。
楽しくないチームビルディングでは結果も出にくく、時間や費用の無駄と言えるでしょう。
チームビルディングは強制的に参加させるような内容ではなく、参加者が自ら率先して参加したくなるような、楽しめる内容である必要があります。
チームビルディングにおける目的の共有
チームビルディングを行うにあたってはただ楽しいだけで終わってはいけません。
最初にも解説したように、
- 自社の社風やビジネスマナーを浸透させる
- コミュニケーションを活発にする
といったチームビルディングの目的はあらかじめ共有しておく必要があります。
常に参加者がチームビルディングの目的を念頭に置いて研修に参加することで、定着率も高まり研修がより有意義になると言えるでしょう。
企業が行ったチームビルディングの成功事例
実際に企業が行ったチームビルディングの例を見てみましょう。
具体的な成功事例として、以下の4社を紹介します。
いずれの事例も成功しており、そこから学び取れることも多いと思います。
- チームビルディング研修in琵琶湖
- 無人島合宿(株式会社日清食品ホールディングス)
- ビジネスゲーム(株式会社タニタ)
- ウォーキング・ミーティング(株式会社ぐるなび)
チームビルディング研修in琵琶湖
BSCのチームビルディング研修inびわ湖では、琵琶湖でのウォータースポーツやアウトドア体験を軸としたチームビルディング研修を用意しています。
新入社員研修やリーダー研修などで多くの利用実績があり、企業・団体におけるチームは全く違った背景を持つメンバーから構成されます。
組織内の多様性が必要とされつつある現代の企業組織運営において、社員の多様性を高めることで組織内でも質の高いコミュニケーションを図れるでしょう。
1泊2日でアイスブレイクとなる簡単なゲームから始まるプログラムもありますが、2時間~半日で短時間で行えるチームビルディング研修も用意しています。
無人島合宿(株式会社日清食品ホールディングス)
カップラーメンをはじめとする食品製造メーカーで有名な株式会社日清食品ホールディングスでは、4人1チームで3日間限られた物資を用いて無人島生活を生き抜くと言った無人島研修が毎年行われています。
自給自足の生活を強いられるので、食についての大切さを再確認できます。
まさに食品製造メーカーならではの研修と言えますね。
参加者は年齢も部署も違うため、多様な価値観を尊重しつつコミュニケーションを取ることの重要さやチームワークの大切さも身をもって体感できる仕組みです。
ビジネスゲーム(株式会社タニタ)
体重計などの計測器大手メーカーである株式会社タニタでは、ビジネスゲーム「The 商社」を用いたチームビルディング研修が行われています。
ゲーム内容としては自身に与えられた職務や階級に合わせて役割も変わるため、参加者一人ひとりの役割が大きく影響し、組織やチームを変えていける実感を体感できる内容です。
普段の仕事からは見えない他メンバーの思考が分かったり、組織全体の像が見えたりと普段見えない部分が見られることがこのビジネスゲームにおける面白いポイントと言えるでしょう。
ウォーキング・ミーティング(株式会社ぐるなび)
飲食店の情報を集めたウェブサイト「ぐるなび」を運営している株式会社ぐるなびでは、チームビルディングの一環で社長自らが社員と散歩をしながら会議をするウォーキング・ミーティングが行われています。
散歩をしながら自然な形でコミュニケーションを取ることによって、上下関係に縛られずリラックスした雰囲気の中で意見交換をすることを目指しています。
結果として堅苦しい会議室内での会話と比較しても社長と社員の壁がなくなって距離が縮まった事例です。
スポーツ型のチームビルディングがおすすめ
過去の成功事例を見ても、特にスポーツ型のチームビルディングは「アイスブレイクしやすい」「楽しめる」「参加者の目的を共有しやすい」といったポイントを抑えやすいのでおすすめです。
中には社会人になって以来ほとんど運動をしていないと言う方も多いかと思うので、チームビルディングを通して運動不足の解消もできればまさに一石二鳥と言えるのではないでしょうか。
まとめ
今回はチームビルディング研修の目的や成功するためのポイント、企業が実際に行ったチームビルディングの成功事例などを解説しました。
スポーツ型のチームビルディングは特に成功するためのポイントを抑えやすくておすすめです。
そしてBSCのチームビルディング研修inびわ湖でも、スポーツ型研修を行っているのでぜひ参加してみてください!