- 「最近社員同士で交流する機会が少ない気がするから、社内イベントを開催したい」
- 「社内イベントを開催したことがないんだけど、失敗したらどうしよう……」
社内イベントを企画したくても、やる意味はあるのか不安だし、失敗するのが怖いですよね。
そこで今回は、失敗しない社内イベントを企画するために意識すべき開催目的と、実際におすすめのイベント案をご紹介します。
これから社内イベントの企画を考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
社内イベントの目的は?社内イベントはいらない?
社内イベントには、大きく分けて3つの目的があります。
- 社内の士気を高める
- 日頃のストレスを解消する
- 社内のコミュニケーションを促進する
これら3つが叶えば、社内イベントは非常に意味のあるものになります。
一方で目的がブレてしまうと、ただ楽しいだけのイベントになってしまいがちです。
目的をしっかり意識して企画できるように、一つひとつ確認していきましょう。
社内の士気を高める
社内イベントを実施する目的は、会社全体の目標意識を共有して士気を上げることです。
会社が目指しているビジョンを再確認すると、ビジョンに対してそれぞれの業務が果たす役割を強く感じられます。
日常的に会社の方針を意識して働いている社員は多くありません。
会社の目指す目標を忘れていると、ふと「この仕事、何の意味があるのだろう」とモチベーションが下がる社員も出てきます。
定期的な社内イベントの開催は、会社のビジョンを思い出す機会として有効です。
日頃のストレスを解消する
社内イベントで、コミュニケーション不足から生じるストレスを解消しましょう。
言いにくいと感じていたことや言う機会がなかったことも、社内イベントでくだけた雰囲気を作れれば、腹を割って話せるかもしれません。
特にオフィスではない、非日常的な場所で開催する社内イベントは緊張が解けやすいです。
アクティビティを伴う社内イベントなら、コミュニケーションだけでなく体を動かすことでもストレス解消が望めます。
企画するときは、ストレスを解消するという目的を意識して、社員がリラックスできる環境作りに注力しましょう。
社内のコミュニケーションを促進する
社内イベントを実施して、他部署とのコミュニケーションを促進しましょう。
産労総合研究所の調査では、社内イベントで得られる効果について81.8%の企業が「部門を超えた横のコミュニケーション活性化につながっている」と回答しました。
普段、飲み会をするにも同じ部署のメンバーや同期ばかりで、他部署とのつながりがない社員も多いのではないでしょうか。
社内イベントを通して横のつながりを強めることで、自分の業務が他部署とどう連携しているかを認識できます。
また、新たな友人ができたり、ビジネスアイディアが生まれたりする効果も期待できるでしょう。
屋外の社内イベントのアイデアや例
社内イベントの目的を意識しつつ、実際に企画を考えてみましょう。
まずは屋外の社内イベントのアイデアとして、次の4つを紹介します。
- 自然体験プログラム
- 運動会
- バーベキュー
- 社員旅行
それぞれコストや必要な時間などが異なるので、自社で実現可能か検討してみてください。
自然体験プログラム
手配の楽さ | ★★★★★ |
予算 | 2.5〜4万円 / 人 |
所要時間 | 2時間〜1泊2日 |
こんな会社におすすめ! | ・イベント企画に時間をかけられない
・チームワークを強化したい |
自然豊かな場所で、アウトドア体験を楽しみましょう。
社内イベントなので、レジャー施設に申し込むのではなく、しっかりとした企業向けのプログラムを利用するのがおすすめです。
スケジュールはある程度丸投げできるので企画が楽ですし、プログラムが組まれているので予期せぬ失敗の心配もありません。
琵琶湖近くに位置するBSCウォータースポーツセンターのチームビルディング研修では、メンバー同士の結束が強まるワークを用意しています。
2時間〜半日での短いプランから1泊2日のプランも組めるので、あまり時間が取れない企業の社内イベントにも導入可能です。
※弊社では新型コロナウィルス感染症対策を実施したうえで、プログラムを実施しています。
運動会
手配の楽さ | ★★☆☆☆ |
予算 | 100〜300万円程度 |
所要時間 | 半日〜1日 |
こんな会社におすすめ! | ・じっくり社内イベントを企画したい
・必要物品などの手配にかける時間がある |
童心に返って運動会を楽しむことで、同僚の普段とは違った意外な一面を知れて親近感を感じられます。
社内イベントとして運動会を開催して、チームワークが必要な以下のような種目を取り入れてみましょう。
- 玉入れ
- 二人三脚
- 大縄跳び
- チーム対抗リレー
- 綱引き
なお、怪我をする可能性もあるので、スポーツ保険は必ず手配しましょう。
保険の加入や会場の予約、備品のレンタルなど手配しなければいけない項目は多いですが、学生時代を思い出せる運動会はおすすめの社内イベントです。
バーベキュー
手配の楽さ | ★★★★☆ |
予算 | 3,000円〜 / 人 |
所要時間 | 2〜3時間 |
こんな会社におすすめ! | ・初めて社内イベントを開催する
・社員同士での飲み会などの交流が盛んでない |
「とりあえず社員同士の距離を近づけたい」と考えている場合は、バーベキューがおすすめです。
バーベキューは会場を予約すれば食材も同時に頼めることが多いので、飲み会と同じ感覚で気軽に開催できます。
美味しいお肉や海鮮を用意すれば、社員の社内イベントへのモチベーションも上がるでしょう。
残念ながら、社内イベントには意味があるものの「面倒だ」と感じる人もいます。
人間関係が良くない状態で手のこんだ企画をすると、逆効果になる可能性も否めません。
盛り上がるか不安があるなら、まずはバーベキューから始めるのが安心です。
社員旅行
手配の楽さ | ★★☆☆☆ |
予算 | 5万円前後 / 人 |
所要時間 | 1泊2日〜2泊3日 |
こんな会社におすすめ! | ・予算がある
・企画に時間をかけられる ・社員から開催を希望する声がある |
社員旅行はスケジュールに沿って団体行動をするので、普段は共同作業をしないメンバーもお互いに配慮する意識が生まれます。
交流を促進する効果はとても強いものの、企画部署の負担が大きいのがデメリットです。
以下を手配したり、決定しなければなりません。
- 日程
- 行き先
- 交通手段
- 宿泊施設
- 部屋割りなどのグルーピング
- スケジュール
特に部屋割りやバスの座席などのグループ作りがうまくいかないと、社員の満足度が著しく下がります。
企画する際は、アンケートなどを使って慎重に決定していきましょう。
室内の社内イベントのアイデアや例
続いて室内の社内イベント例をチェックしていきましょう。
- パーティー
- ビンゴ大会
工夫すればオフィスでも実現可能なので、あまりコストをかけられない会社でも安心です。
パーティー
手配の楽さ | ★★★★★ |
予算 | 2,000〜1万円前後 / 人 |
所要時間 | 〜3時間 |
こんな会社におすすめ! | ・費用をおさえたい
・長時間は確保できない |
オフィスで気軽に開催できる社内イベントなら「懇親パーティー」がおすすめです。
大きめのホールや会議室があれば、会場をレンタルする必要もありません。
オードブルやお酒、ソフトドリンクなどを用意して、次のような盛り上がりそうなゲームを実施してみましょう。
- 子供のときの写真当てゲーム
- お絵描き伝言ゲーム
- チーム対抗クイズ対決
子供っぽいと思われるかもしれませんが、意外と盛り上がります。
費用をおさえつつ、アイスブレイクできる場を作りたい企業におすすめです。
ビンゴ大会
手配の楽さ | ★★★★☆ |
予算 | 3,000〜1万円前後 / 人 |
所要時間 | 〜3時間 |
こんな会社におすすめ! | ・費用をおさえたい
・社内イベントへのモチベーションを上げたい |
ビンゴ大会は、前述のパーティーにビンゴを取り入れた社内イベントです。
賞品があるので、ただパーティーを開催するより参加意欲を引き立てやすいメリットがあります。
さらに参加率を上げたいなら、全員分の景品を用意しましょう。
「ハズレなし」と書くことで、参加しないと損だと思ってもらえます。
プレゼントを用意するのは手間ですが、通販サイトの売れ筋からリストを作ってアンケートを取ると決定するのが楽です。
参加率を高めたいなら、ビンゴ大会をおすすめします。
オンラインの社内イベントのアイデアや例
リモートワークを積極的に活用している、または遠方に住む社員が多い企業のために、オンラインで開催できる社内イベントも紹介します。
- リモート飲み会
- オンライン謎解き
オフラインより進行の難易度は上がりますが、ぜひご覧ください。
リモート飲み会
手配の楽さ | ★★★★★ |
予算 | 0円〜 |
所要時間 | 〜3時間 |
こんな会社におすすめ! | ・費用をおさえたい
・社員をオフラインの場に集めるのが難しい |
リモート飲み会は、費用も手間もかからないカジュアルな社内イベントです。
ただ、開始時間を決めてフリートークをするだけの内容だと、複数人が一斉に喋ってしまい、会話になりません。
タイムテーブルとチームの割り振りをいくつか決めて、少人数の部屋を作ってあげるのがおすすめです。
企画の手間が少ない分、間延びした雰囲気にならないよう気をつけましょう。
オンライン謎解き
手配の楽さ | ★★★★☆ |
予算 | 1,000円〜1.5万円 / 人 |
所要時間 | 〜2時間 |
こんな会社におすすめ! | ・研修要素を入れたい
・リモート飲み会はマンネリ化している |
リモート飲み会に刺激を加えたい企業におすすめなのが、オンライン謎解きです。
オンラインでプレイするゲームのチケットを購入して、チームで遊べます。
ネットで販売されているゲームは1人約1,000円から購入できますが、研修としてプログラムを組む場合の費用は1万円程度です。
研修として申し込むと、専用のサポーターがついたり、難易度を調整してくれたり、進行が楽になります。
一度チケットを購入して開催してみて、社員が意欲的だったら研修に取り入れるのはいかがでしょうか。
まとめ
今回、失敗しない社内イベントとして以下8つを紹介しました。
- 自然体験プログラム
- 運動会
- バーベキュー
- 社員旅行
- パーティー
- ビンゴ大会
- リモート飲み会
- オンライン謎解き
オンラインでの交流も可能ですが、やはりコミュニケーションを最も活発にさせるのはオフラインで団体行動を伴う社内イベントです。
「社員旅行や運動会は企画が大変だし、そこまで時間も取れない……」とお悩みの方には、自然体験プログラムがおすすめです。
スケジュールを丸投げでき、研修要素を含んだプログラムを半日など短い時間でも体験できます。
今回紹介した社内イベントの例を参考に、ぜひ自社の予算やスケジュールに合ったイベントを開催してみてください。