テーマ性の強い体験型旅行”ニューツーリズム”とは?

テーマ性をもつ体験型の教育旅行事例

ニューツーリズムとは?

従来型の観光旅行ではなく、テーマ性の強い体験型の新しいタイプの旅行とその旅行システム全般のことを指します。
そのテーマとしてさらに○○ツーリズムという言葉が用いられており、地域が主体となって旅行商品化を図ることから地域活性化につながるものと期待されています。

そこで本日は・・・

教育旅行事例と共に、○○ツーリズムをたくさんご紹介したいと思います!
※参考サイト:「ツーリズム」の検索結果・観光用語集 – JTB総合研究所 (tourism.jp)

1.アクセシブル・ツーリズム(ユニバーサルツーリズム)

障害者や高齢者など、移動やコミュニケーションにおける困難さに直面する人々のニーズに応えながら、誰もが旅を楽しめることを目指す取り組みのこと。一歩進んだ同義語としてユニバーサルデザインから派生して「ユニバーサルツーリズム」という名称も使われており、年齢や障害の有無にかかわらず、誰もが気兼ねなく参加できることを目指そうとするもの。

【教育旅行に関する情報・事例】
■情報サイト:東京都アクセシブル・ツーリズム ポータルサイト (tokyo.lg.jp)
■事例:長野県ユニバーサルツーリズム推進事業/長野県 (nagano.lg.jp)

 

2.ダークツーリズム

戦跡や災害被災地など、死・暴力・虐待などの悲劇にまつわる場所を訪問する観光のこと。
悲しみのツーリズム(Grief tourism)とも呼ばれ、死者を悼むとともに悲しみを共有する観光とされるが、その解釈や捉え方は様々である。
「悲しみを受け継ぐ」という意味から「ピースツーリズム」と呼ぼうという動きもある。

【教育旅行に関する情報・事例】
■スポット紹介:負の遺産を巡る観光?日本国内の「ダークツーリズム」まとめ | MOBY [モビー] (car-moby.jp)
■事例:戦争や災害の跡地を巡る旅、ダークツーリズムを通していかに平和を訴えるか | やまとごころ.jp (yamatogokoro.jp)

 

3.エコツーリズム

自然・歴史・文化など地域固有の資源を保護しながら、これらを体験し学ぶこと。
自然環境の保全や地域振興、環境教育の場としての活用を基本理念とした「エコツーリズム推進法」に基づき、旅行者を受け入れる地域は、入域者数や区域を制限するなど見学・体験方法を工夫し、専門ガイドの養成や魅力的なプログラムを作成するなど、地域に対する旅行者の理解を深めるための取り組みを行うことになっている。
参考ページ:環境省_エコツーリズム推進協議会の活動状況について (env.go.jp)

【教育旅行に関する情報・事例】
■受入情報/岩手:教育旅行 | 番屋エコツーリズム (tanohata-taiken.jp)
■受入情報/群馬:教育旅行│浅間・吾妻エコツーリズム協会 ツアー・事業実施風景 (ecotourism.or.jp)

 

4.グリーンツーリズム

農山漁村に滞在し農漁業体験を楽しみ、地域の人々との交流を図る活動のことで、都市住民に自然や地元の人とふれあう機会を提供するだけでなく、農山漁村を活性化させ、新たな産業を創出すると見られている。
グリーンツーリズムの振興を支援する法律「農山漁村余暇法」が制定されるなど、様々な地域で農家民宿での体験・交流プログラムの作成がなされるなど、教育旅行の受け入れにおいても活発に行われている

【教育旅行に関する情報・事例】
■体験プログラム/栃木:体験プログラム│農業体験&農泊体験 大田原グリーンツーリズム (ohtawaragt.co.jp)
■モデルコース/新潟:修学旅行・教育旅行 – 妙高市グリーン・ツーリズム推進協議会 (myoko-gt.com)

 

5.サステイナブルツーリズム

観光地の本来の姿を持続的に保つことができるように、観光地の開発やサービスのあり方を見定め旅行の設定を行うこと。
地域の文化や自然環境に配慮しながら、本物を体験し味わうことなどを通し、観光地に住む住民と観光客とが相互に潤うことが重要との考えが生まれてきており、排ガス規制など、様々な取り組みが始まっている。

【教育旅行に関する情報・事例】
サステイナブル・ツーリズムの国内先進事例として、岐阜県の取組をご紹介(前編) (jnto.go.jp)
サステイナブル・ツーリズムの国内先進事例として、岐阜県の取組をご紹介(後編) (jnto.go.jp)
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いかがでしたでしょうか?
聞きなじみのある言葉もあれば知らない言葉もあり、調べていてとても勉強になりました。
このようにテーマが決まってる=目的がある旅行は、事前学習がより楽しく感じ、深い学びになりそうだと思いました!