キャリア教育のニーズに応えるWEBサイト!「EduTownあしたね」とは?

「EduTownあしたね」とは?

キャリア教育の支援を目的とし、子供たちの成長や学習意欲の向上、そして将来を見据えながら力強く生き抜くためのツールとして、全国の小中高校の授業で利用されています。

現在では約7,000校、110万人の児童・生徒や先生に活用されるようになりました。

サイトURL:職業調べ・キャリア教育|EduTownあしたね

キャリア教育の現状は?

キャリア教育の必要性は、これまで以上に高まっています。

小学校高学年の約6割,中学生の約8割が,職業に関する調べ学習をしているとの調査結果があります(国立教育政策研究所「キャリア教育・進路指導に関する総合的実態調査第二次報告書」、2013年)。

職業体験のような体験型のカリキュラムとともに調べ学習が行われているところも多く、多くの学校でキャリア教育に関する授業が行われていることが分かります。

具体的な内容は?

1.様々なリサーチ方法で仕事や働き方を知る!

(画像)

↑仕事や働き方に関する情報を、様々なリサーチ方法で探すことができます。

例えば…

職業名一覧からさがす/業界からさがす/好き・興味からさがす/仕事人からさがす など

…その他、都道府県ごとに探すこともでき、地元や地域の職業について知ることもできます。

2.「仕事人インタビュー」がおもしろい!

中でも、「仕事人」という項目は、世のなかで働く様々な職業の人のインタビュー記事が掲載されています。

内容としては…

・仕事のやりがいや苦悩

・仕事をする上で大切にしていること

・子ども時代から今へつながっていること など

…その職業について深く知ることができるのはもちろん、自らの将来をより具体的にイメージできるような内容で構成されています。

(※本日時点では561名の仕事人が掲載されていました!すごい量ですね…!)

3.教育旅行にも使えそう!”特集ページ”

⇒企業とのコラボなど、様々な特集ページが組まれています。

中でも、「あしたねLIVE02」は教育旅行にも使えそうな…

以下の記事に詳しくまとめていますので、是非ご参照ください!

記事リンク:あしたねLIVEの「オンライン現場見学」がおもしろい。 | みのり通信 (bsc-int.co.jp)

教育現場での活用事例(京区千駄木小学校 河西勇弥先生)

▽職業調べ学習の強力なツールとして活用

「EduTownあしたね」に学年単位で申し込ませてもらい、「総合的な学習の時間」で使用させていただいています。

子どもたちが知っている職業、人気の職業は限られていますが、調べ学習を通じて様々な職業に「出会う」ことができているように感じます。

私の授業では、一通り調べ学習をした後、「自分がインタビューされる記事を書いてみよう」と題した作文を課しています。自分のこと、そして仕事のことを理解して、他の人にそれを伝える取り組みです。子どもたちは自分の将来をより明確に意識して、作文を書くことができています。

▽学習意欲を高め、行動するきっかけに

将来の夢という、少し曖昧だった目標が、「EduTownあしたね」を使った調べ学習を進める中で具体化していく様子を、たくさん目の当たりにしました。

目標が具体的になれば、子どもたちは自分のこととして、何をすべきか、どのような行動をするべきか、自ら考えられるようになります

キャリア教育に求められること(筑波大学 人間系 教授 藤田 晃之氏)

  • 仕事を通じて社会に参画する姿勢を身に着けること
  • 自立した職業人・社会人として果たすべき役割を考えること
  • 自分らしい生き方ができるよう計画する力を身に着けること

以上3点に集約されます。

(中略)

知を活用していきいきと活躍する大人の姿を見せることも、子どもたちにとって力強い将来像を描くきっかけとなるのではないでしょうか。

そして、大人になることがわくわくするという子供たちが少しでも増えてほしいと願ってやみません。

「ああいう大人になりたい」「ああいう仕事に就いてみたい」と子供たちが意欲的に行動するきっかけに「EduTownあしたね」を活用してみてはいかがでしょうか。

まとめ ~監修者の言葉を添えて~

(株)ユニバーサルデザイン総合研究所所長/科学技術ジャーナリスト 赤池 学氏

(以下、一部抜粋)

私の次女の話である。娘が小学校5年生の時に総合学習の授業「日本初の女性鷹匠」の番組映像を見たそうだ。

元々、鳥や生き物を飼うことが好きだったこともあり、それが契機となり、「私、鷹匠になりたい!!」と言い出したのだ。

そして、女性鷹匠の大塚紀子さん、諏訪流放鷹術保存会会長の田籠善次郎さんにお会いする機会を得て、鷹匠研修に娘と共に参加し、鷹匠の歴史や文化、技術、ノウハウを実見したうえで、2015年4月から入門を許され、最年少鷹匠見習いとして、毎月奥多摩での研修に参加するようになった。

そして大切なのは、ここからである。

「鷹匠だけでは将来、ご飯をたべていけないよ」と娘に話したところ、娘はこう言った。

「私、勉強して、鷹匠もやっている獣医になるの。」

それが彼女の答えだった。

その夢がかなうかどうかは別として、自分が興味をもった仕事の真実を知る、それをモチベーションにして、自分なりのQOLを考える。

このことの大切さを、幼い娘に教えられた気がした。

いかがでしたでしょうか?是非、ご活用くださいませ!

引用元:EduTownあしたねブックレット (tokyo-shoseki.co.jp)