【2023年】BSCのSDGs推進事業『ミライ、キフ』に関するご報告

『ミライ、キフ』とは、BSCが、子供たちのより良い未来のために行動している団体を毎年5つ選び、教育旅行でBSCを訪れた児童・生徒たちが、その中から応援したい団体を1つ選んでおはじきを投票してもらいます。

おはじき1枚で、1人50円分の募金ができる仕組みになっており、児童・生徒自らが投票することにより、自分たちの将来を考えるきかっけづくりを目指しています。

その募金額はBSCの売上から捻出し、支援先の活動資金などに充てていただくための事業です。

SDGs推進事業『ミライ、キフ』について

全国の小中高生にびわ湖でのカヤックなどのウォータースポーツ体験を提供しているが運営する、滋賀琵琶湖の自然体験学習施設「BSCウォータースポーツセンター」(以下、BSC)は、新たなSDGsの取り組みとして、”社会や世界をより良くするために行動している企業・団体”を支援する『ミライ、キフ』事業を、2022年の9月に開始しました。

今年度(2023年度)は、前年の支援先でもあった「滋賀応援寄附」に加え、新たに4つの大学の研究や取り組みを、支援先として選定しました。

2023年度『ミライ、キフ』の支援先一覧

・立命館大学 経済学部 寺脇ゼミ

 

・東京海洋大学 魚類学研究室

 

・神戸学院大学 現代社会学部 菊川ゼミ

 

・新潟大学 農学部 作物学研究室

 

・滋賀応援寄附

新たに大学を支援先とした理由は、生徒のこれからの進学先を大学名や学部名だけではなく、その大学の研究や取り組みなど、中身を見て選ぶことで生徒本人がより良い選択肢に気づくのではないかと考えたからです。

また、大学の研究は「まだ誰も到達していない領域」に挑戦している為、年齢の近い中高生には良い刺激になるのでは?という意図も含まれています。

2023年度『ミライ、キフ』の投票結果は・・・?

*募金額は、「びわ湖自然体験学習」の売上から捻出しています。

支援先からサンクスメッセージをいただきました!

立命館大学 経済学部 寺脇ゼミ

この度は当ゼミの活動にご支援を頂きまして誠に有難うございます。

当ゼミがヨシストローの普及可能性を探る研究プロジェクトを立ち上げるのは2019年度に続いて2回目となりますが、この間に当初は聞きなれない言葉だったSDGsが広く認知されるようになり、今なおヨシストローが多くの人々の関心を集める事実をとても嬉しく思います。

環境を守ることは社会に利益をもたらしますが、それには当然費用がかかります。

当ゼミの活動がそれらのバランスをとることに少しでも貢献できればと願っております。

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東京海洋大学 魚類学研究室

皆さまから貴重なご支援をたまわりお礼申し上げます。

私たちは2024年の1月も南極海に行ってきますが、皆さまからの応援は私たちの活動にとって大きな心の支えとなっています。

寄付金は、南極海の生態系の実態にせまる研究に使わせていただきます。

現在、DNAを用いた生態系の研究を精力的に進めており、今まで知られていなかった様々なことが明らかになりつつあります。

今後とも皆さんに発信できるように努めてまいります。

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新潟大学 農学部 作物学研究室

私たちのイネ研究へのご支援誠にありがとうございます。とても嬉しいです。

今年は日本全国でとても暑く、私が住んでいる新潟県は特に大変です。

新品種つくるのはまだ時間がかかりますが、いただいた寄付金は新品種のためのプロジェクトに使っていきます。

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神戸学院大学 現代社会学部 菊川ゼミ

私たちが行っている放置竹林の整備及び竹資源の有効利用法の研究にご寄付を頂きまして、ありがとうございました。

放置竹林は西日本を中心に拡大を続け、社会課題の一つにもなっています。

地域の宝として人の生活の中にあった竹を今の時代のニーズに合わせて活用することは地域資源の循環的利用となり、SDGsに寄与できます。

皆さまからの寄付は、竹林整備パンフレットの印刷費(教育・普及)、竹資源の有効利用法の研究に使用させていただきます。

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滋賀応援寄附

寄附項目15.美しい琵琶湖を守ろう *上半期(4月~8月)

滋賀県では、美しい琵琶湖を次世代に受け継ぐため、様々な課題に向き合っています。豊かな生態系を取り戻すための外来魚駆除の取組や、オオバナミズキンバイなどの外来水生植物の被害防止を図ります。

また、琵琶湖に流入する河川からの汚濁負荷や、植物プランクトンの大量発生など、琵琶湖等の水質監視をはじめとした環境保全の調査・研究および、それに必要な機器整備のために活用します。

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寄附項目2.すべての犬と猫の幸せを願って *下半期(9月~11月)

滋賀県では、「動物との暮らし三方よし」をスローガンに、人と動物が共生できる豊かな社会の実現を目指しています。

保護した犬猫の適正な環境での管理および返還・譲渡促進のため、子猫育成舎をはじめとする保護施設の飼養環境の改善、譲渡事業の広報等を行います。

また、犬猫保護施設の環境改善、飼い主のいない猫対策など、犬と猫が幸せに暮らすための取組に活用します。

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『ミライ、キフ』の導入理由について

BSCが提供する『びわ湖自然体験学習』は、カヤックなどのウォータースポーツ体験を通じて、子どもたちの「環境、自然を大切に思う心」を呼びさますことを目的とし、今年で28年目を迎えました。

その中で、SDGsへの取り組みとして、自然環境についての講話なども行っておりますが、どこか一方通行になっている気がして、“子供達たちが自分たちで考えて行動をしてもらう事は何かできないか”と考えておりました。

その第一歩として「社会や世界をより良くするために行動している企業・団体への支援活動」を、『びわ湖自然体験学習』を体験した児童・生徒の皆様を巻き込んで行う仕組みを考案し、『ミライ、キフ』と名づけ、スタートしました。

BSCウォータースポーツセンターについて

BSCウォータースポーツセンターは、琵琶湖・比良山のふもと、水と緑あふれる蓬莱(ほうらい)浜に位置し、大津市北部のきれいな空気・山・湖を眼前に構えています。

1973年の創業以来、ヨット・カヤック・ウインドサーフィンなどのスクールを展開し、約50年の実績を積み重ねております。

教育旅行プログラム「びわ湖自然体験学習」は、毎年全国各地の学校様にご利用いただいております。

近隣府県からのアクセスの良さはもちろんですが、びわ湖の水質の良い蓬莱浜近隣では、大人数を受け入れが可能な、唯一のウォータースポーツ体験施設ということもあり、多くのお問い合わせをいただいております。

お気軽にお問い合わせいただければ、次年度以降の空き状況等すぐに確認いただけますので、何卒よろしくお願いいたします。

体験施設名 滋賀・琵琶湖の自然体験学習施設 BSCウォータースポーツセンター
体験プログラム名 びわ湖自然体験学習
開催時期 3月〜12月
住所 〒520-0516 滋賀県大津市南船路4-1
お問い合わせ TEL:077-592-0127/MAIL:minoriy@bsc-int.co.jp 担当:山本
施設HP https://bsc-int.co.jp/nature