SDGsの広まりとともに再注目されているのが「食育」。
今回はそんな「食育」に関する、学校団体向けプログラムに着目してみました。
そもそも「食育」って?
近年、偏った栄養摂取、朝食欠食など食生活の乱れや肥満・痩身傾向など、子どもたちの健康を取り巻く問題が深刻化しています。
こうした問題を解決する重要な役割を果たすのが食育です。
平成17年に食育基本法、平成18年に食育推進基本計画が制定され、子どもたちが食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身に付けることができるよう、学校においても積極的に食育に取り組んでいくことが重要となっています。
【食育で身につけること】
・食べ物を大事にする感謝の心
・好き嫌いしないでバランスよく食べること
・食事のマナーなどの社会性
・食事の重要性や心身の健康
・安全や品質など食品を選択する能力
・地域の産物や歴史など食文化の理解など
食品メーカーの「食育プログラム」3選
1.キユーピー株式会社
キユーピーグループの食育活動は、創始者 中島董一郎氏の「食を通じて社会に貢献する」という精神のもと、健やかな食生活の実現をめざし、食の大切さ・楽しさをお伝えする重要な活動として、社会貢献の中核に位置づけています。
従業員の方々が食育活動に関わり、食体験の場づくりや正しい情報発信など行っています。
▽主なプログラム
■「食と健康」を体験!”出前授業・講演会”
・マヨネーズ教室(出前授業/90分/小学生対象)
・食をテーマにした講演会 など
■ キユーピーグループの商品ができるまでを知ろう!グループの工場見学・見学施設
・オープンキッチン(工場見学/現在はオンラインでの見学のみ)
・マヨテラス(見学施設/完全予約制かつフルアテンドのスタイル)
※参照元URL:食育活動 | キユーピー (kewpie.com)
2.キッコーマン株式会社
キッコーマングループは、2005年に「食育宣言」を発表して以来、食育体系に基づいて食育活動をすすめています。
▽以下、「食育宣言」より一部抜粋
私たちが、しょうゆをつくり始めたのは、遠く江戸時代。
・・・
しかし、忙しさに追われる現代の生活の中で、食べることの大切さが見失われ始めています。
だから今、私たちは、食べることへの興味や食べる楽しさを育むため、全社をあげて「食育」に取り組もうと思います。
それは、日本の食文化とともに歩んできたキッコーマンだからこそ提供できる食に関する情報・知識・体験をみなさまにお届けすること。
そして、現代のライフスタイルにあった新しい日本型食生活を提案していくことです。
・・・
いま私たちキッコーマンは、食に携わる企業の責任として、「食育」を宣言します
▽主なプログラム
■「食」の秘密がいっぱい!出前授業
・キッコーマンしょうゆ塾(学校訪問/45分/小中学生対象)
・デルモンテオンライントマト塾(45分/小学校2年生対象)
■社会科見学や総合学習などに!工場見学
・しょうゆづくり体験コース(120分/小学3~6年生対象)
・わくわくしょうゆ体験コーナー(工場見学後、しょうゆソフトクリームが味わえる)
参照URL:食育活動 | キッコーマン (kikkoman.com)
3.ネスレ(ネスレ日本株式会社)
ネスレが提供する「ネスレ ヘルシーキッズ プログラム」は、《栄養(食べること)》と《運動(からだを動かすこと)》を連動させ「自分のからだは自分でつくる」意識を育む健康教育プログラムです。
サイト内には、学校の先生が授業などで使える「食育教材」がたくさん用意されています。
■「食育教材」の種類
・げんきのもとはなんだろう「げんきのもと」
・元気なからだをつくろう「からだのもと」
・骨はからだの中心だ!「自分のからだは自分でつくる」
・「からだと水の大事な話」 など
参照URL:食育教材ダウンロード | ネスレ日本 企業サイト | Nestlé (nestle.co.jp)
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いかがでしたでしょうか?
他にも様々な企業や団体が、こどもたちへの「食育」をテーマにプログラムを提供していました!
また「みのり通信」にてご紹介したいと思います♪