2021年度全国修学旅行調査│日本修学旅行協会 を読み解いてみた!

日本修学旅行協会が、2021年度全国修学旅行調査速報版(中学校・高等学校)を発行されました。

2021年度実施の修学旅行について、全国の中学校・高等学校(抽出)に調査を行った結果を抜粋したものです。

一部、内容が公式サイトにて掲載されておりましたので、簡単に読み解いていきたいと思います!

※調査全体の詳細は、「教育旅行年報データブック2022」よりご覧ください。

引用元:教育旅行調査|公益財団法人日本修学旅行協会公式サイト (jstb.or.jp)

注目ポイント①:コロナが今後の修学旅行・教育旅行に影響を及ぼすか

▽今回より新項目として設けられた問い、中学、高等学校共に以下のような結果でした。

・ある:約50%~60%

・ない:約15%

・わからない、未定:約20%~30%

…その中でも「ある」と回答した学校が、どのような変化が起こりうると感じているのかについて深堀していきます。

→中高共に、特に注目したいのが、「クラス毎、バス毎の分散型見学をふやす」一方で、「班単位での行動は減らし、全体行動を増やす」といった傾向が見られます。

感染経路がつかみにくい自由度の高い班別行動は避けつつも、大勢での密な体験とならないよう、クラス単位での体験を増やすといったイメージでしょうか…!

注目ポイント②:都道府県別旅行先ランキング(上位5位)

1.中学校

順位 旅行先 2020年度
1 京都 1位
2 奈良 2位
3 山梨 3位
4 長野 4位
5 三重 5位

2.高等学校

順位 旅行先 2020年度
1 長崎 1位
2 大阪 4位
3 京都 8位
4 福岡 7位
5 沖縄 2位

中学校では前回調査(2020年度)と比較して変化がなかったものの、高等学校においては大きな変動がありました。

まさに、教育旅行に携わる人々の「価値観」がそのまま反映されていると言えます。

今後、どうなっていくのか…そんな人々の価値化を分析した、おもしろい調査がありました。

 

コロナ前後における価値観の変化 byじゃらんリサーチセンター

出典元:「じゃらん宿泊旅行調査2022」

■聴取方法

「生活価値観」「行動」「お金の使い方」「時間の使い方」各項目について、

1.新型コロナ渦でどうなったか

2.コロナ収束後どうなると思うか を調査。

■分析方法

①コロナ前後での変化に関する回答を数値化

②コロナ前の気持ちを「0」とした場合の、増減を%で表示

③そのフォルムによって増減パターンを3つに分類

■結果

パターン①:増加し、ある程度定着する価値観

衛生意識(例:人との距離感には敏感になった)

運動(例:体を動かす重要性を感じた)

無常観・不公平感(例:世の中の格差、貧富の差を強く感じるようになった)

エコ・サステナビリティ(例:節約意識が高まった)

金額の受容性(例:三密などのリスクを受けるためには少々金額が上乗せされるのは仕方ないと思う) 他

パターン②:増加したが、元に戻る価値観

旅に対する過剰反応(例:自分の都道府県以外から来た人などよそ者には抵抗感がある)

組織からの開放(例:会社や学校からなるべく自由でいたいと思うようになった)

手作りへの抵抗(例:「手作り」「ハンドメイド」など行程に人が介在する商品には抵抗感が強くなった)

人間関係の変化(例:自分の所属する組織やコミュニティの煩わしい人間関係は排除したいと思うようになった) 他

パターン③増加し、定着・残存・もしくは伸びる価値観

仕事のマインドシェアが下がる(例:仕事で成果ややり甲斐がそれほど大事だと思わなくなった)

地元・地方志向(例:必ずしも都市に住まなくてもよいと思うようになった)

つながり・出会い(例:フェイスツーフェイスのコミュニケーションの必要性・重要性の認識が高まった)

身の丈・ありのまま(例:無理な背伸びはせず身の丈にあった暮らしができればいいと思うようになった) 他

まとめ

★衛生意識は定着するといいながらも行動からは薄れていく(めんどくさい気持ち)

★社会貢献や地方志向、サステナブルなどプリミティブ思考は定着

★ショックは収まったもののぼんやりと不安・逃避したい気持ちは残る

★人付き合いは最も回復したいこと。ただしコロナをきかっけに一人時間の快適さも実感

・・・いかがでしたでしょうか?

コロナによって、知らず知らずのうちに私たちの価値観も変化しているのだということに気が付かされました。

教育旅行のカタチは変わろうとも、子どもたちにとっては人生に数回しかないもの。

素敵な経験や思い出となるような機会提供がしたいな、と改めて感じました♪