古くからの港町である神戸は、日米修好通商条約により1868年1月1日に開港、国際貿易港として歩み始めます。
多様な外国文化と直に接してきた風土と気質は、今も異国人街や旧外国人居留地、南京町の街角や、さらには人々の心にも息づいています。
そんな神戸での修学旅行が今、注目を集めています!
一般財団法人 神戸観光局 観光部は、2023年・2024年に向けた教育旅行誘致に力を入れられています。
参照元:神戸教育旅行ガイド – Feel KOBE 神戸公式観光サイト (feel-kobe.jp)
神戸の魅力的な助成制度について
教育旅行誘致助成制度
学校における教育旅行の行先で、初めて又は過去 3 年以上神戸の宿泊実績が無い学校を、神戸に誘導いただいた旅行会社に対し、1 校当たり 1 泊宿泊の場合 30 万円(税込)、連泊の場合 50 万円(税込)の助成を行う制度です。
助成対象者 | 旅行業の登録を受けた旅行業者 |
助成対象条件 | ■神戸での宿泊及び観光を計画している教育旅行のうち、今回が初めて 又は過去 3 年以上神戸宿泊実績の無い学校が神戸に宿泊する事。 例:2022 年度の場合、2019~2021 年度に実績がある場合は対象外。■神戸観光局会員の宿泊施設を 1 泊以上利用する事。 (会員施設一覧:https://kobe-dmo.jp/members/) ■神戸市内を半日以上、観光する事。■参加生徒数+教員数が 100 名以上である事。 ■学校との旅行契約が 2022 年 12 月 5 日以降である事。 *学校からの旅行申込書(旅行契約書類)を添付する事。 |
助成対象期間 | 2022 年 12 月 5 日~2025 年 3 月 31 日の教育旅行を対象 |
申請受付期間 | 2022 年 12 月 5 日~2024 年 3 月 31 日 まで |
助成額 | ・1 泊宿泊の場合 :30 万円(税込)/1校あたり ・連泊の場合: 50 万円(税込)/1校あたり |
詳細ページ | 教育旅行誘致助成要綱_20221205.pdf (feel-kobe.jp) |
神戸学遊パスポート
お得で便利な神戸学遊パスポート!
対象施設へ掲示で、無料または割引料金での見学ができます。
詳細はコチラ:神戸学遊パスポート携行用.pdf (feel-kobe.jp)
KOBE SDGs探究プログラム
「SDGs・探求学習・キャリア教育」をテーマに、神戸を代表する企業や公共施設、大学、ボランティア団体など、産官学連携による神戸ならではのプログラム。
みのり通信が選ぶおすすめのポイントを3つご紹介します!
1.探求型のプログラム設計
昨今の教育旅行は、観光型から探究型にシフトする学校が増えてきています。
自ら問いを立て、社会や自分の将来の答えを探していく「探究型教育旅行」のニーズが強まっている中、神戸市の名だたる企業・公共施設・大学等の協力のもと、中学生や高校生向けに神戸オリジナル「産・官・学」の充実した内容がとても魅力的です。
3つのテーマ
◯SDGs:地元神戸の企業等が実際に行っている社会課題や環境問題を解決するSDGsの取り組みを学ぶ。
◯キャリア教育:探究学習やグループでの協働活動などの実践型のキャリア教育や、企業等での体験学習を通じて、自分なりの職業観を形成していく。
◯探究学習:自分自身で学習のテーマを設定し考え、体験で得た知識を参考にさらに考察を深めることで、生徒の主体性が引き出され、将来の行動へとつなげていく。
2.サポート体制が充実
当日の研修を円滑に進行できるようなサポートが充実しています。(*別途費用が発生)
段取りや細かい調整作業を一括で担っていただけるのはありがたいですよね・・・!
1.各研修場所へ斡旋員の配置
2.貸切バスの駐車案内
3.生徒様の誘導
4.当日のスケジュール管理
5.当日人数変更の調整
3.さらに助成制度まで!
「KOBE SDGs探究プログラム」をご利用いただいた旅行会社と学校に対し、1校当たり20万円(税込)の助成制度をご用意しております。
助成対象者 | 「KOBE SDGs 探究プログラム」を利用いただいた旅行会社と学校 |
助成対象条件 | ■神戸観光局会員の宿泊施設を 1 泊以上利用する事 (会員施設一覧:https://kobe-dmo.jp/members/) ■参加生徒数+教員数が 100 名以上である事。 |
助成対象期間 | 2023 年 4 月 1 日~2025 年 3 月 31 日の教育旅行を対象 |
申請受付期間 | 2023 年 2 月 1 日~2024 年 3 月 31 日まで
*必ず出発前に申請を完了する事。事後は受付不可。 |
助成額 | 1 校当たり一律 20 万円(税込) *内訳:学校 15 万円(税込)/旅行会社 5 万円(税込) |
詳細ページ | KOBESDGs助成要綱.pdf (feel-kobe.jp) |
*教育旅行誘致助成制度との併用申請が可能です。
おすすめの探究プログラム5選
企業・公共施設・大学等の協力のもと、中学生、高校生向けに神戸オリジナル「産・官・学」の充実したプログラムを提供しています。
その中でも、神戸市を代表する企業が提供するプログラムからおすすめを5つご紹介します。
引用元リンク:KOBE SDGs探究プログラム.pdf
- (株)アシックス
- NTT西日本 兵庫支店
- (株)神戸酒心館
- (株)神戸製鋼所
- (株)G-7ホールディングス
(株)アシックス
スポーツ×心身の健康 スポーツメーカーの考えるSDGsとは?
神戸市に本社を置く株式会社アシックスは、1949年に創業者・鬼塚喜八郎がスポーツによる青少年の育成を通じて社会の発展に貢献することを志して興した会社です。
グローバルに事業を展開するスポーツメーカーである同社が、企業としての活動や、スポーツとサステナビリティとの関連性を未来ある学生達へ発信する場を提供します。
プログラム内容 | ①仕事のご紹介 ②アシックススポーツミュージアム見学 ③エコボッチャ体験 |
料金 | 1,500円(お土産あり)※別途、事務経費10%が必要となります。 |
定員 | 40名まで |
実施場所 | 株式会社アシックス 本社 |
実施時間 | 14時30分 ~16時30分(120分) |
実施曜日 | 火曜日~金曜日 |
NTT西日本 兵庫支店
人をつなぐ、街をつくる、社会を変える。“eスポーツ”での課題解決。
現在、世界中で盛り上がりを見せているeスポーツ。
日本でもイベントや大会が日本各地で開催され、さらに地域活性化の手段としても注⽬を集めています。
コンピュータゲームやテレビゲームを使った対戦型ゲーム競技であるeスポーツ。
ICT技術によって地域のあたらしいカタチを創造してきたNTT西日本グループは今、eスポーツで地域にあたらしい賑わいを生み出すことにチャレンジしています。
プログラム内容 | ➀自社施設を利用したeスポーツ体験型講座 ②eスポーツのキャリアについて考える ③eスポーツでの探求とワークショップ |
料金 | 6,500円/人 ※別途、事務経費10%が必要となります。 |
定員 | 30名程度 |
実施場所 | eSPARKLe KOBE(エスパークル神戸) |
実施時間 | 10:00~12:00(120分) |
実施曜日 | 日程により調整が必要 |
(株)神戸酒心館
海外の環境アワード受賞!世界初となるカーボンゼロの酒造りをする酒蔵
日本酒をつくる酒蔵の継承と発展は、日本の歴史、伝統、文化などの理解のために欠くことができないものですが、昭和48年をピークに日本酒の需要は長期低落傾向にあります。
この問題に対して、当社はクオリティーの追求という限定された⽬的のためだけでなく、持続的生産にも⽬を向ける必要があると考えました。
「サステナブルな酒造り」とは、環境価値(環境負荷の低減)と経済価値(売上増加やコストダウン)を両立することにより、酒蔵の継承と発展につなげようというものです。
プログラム内容 | ➀伝統産業・文化を学ぶ ②自社施設を利用したワークショップ ③地場産業が抱える諸問題について考える |
料金 | 1,000円/人 ※別途、事務経費10%が必要となります。 |
定員 | 30名~40名程度 |
実施場所 | 神戸酒心館 酒心館ホール |
実施時間 | 10:00~12:00/14:00~16:00 (120分) |
実施曜日 | 日程により調整が必要 |
(株)神戸製鋼所
暮らしを支えるKOBELCO製品による気候変動への取組みを学ぼう
KOBELCOは、1905年の創立以来、100年以上にわたり、社会から求められる課題の解決に挑みつづけてきました。
現在は皆さんの暮らしを支える様々な分野で事業を展開しています。
今、世界では「気候変動」という大きな社会課題への対応が求められています。
KOBELCOのSDGsへの取組みの一例として『様々な製品を通じたCO2削減への貢献』を中心にお伝えさせていただき、未来ある学生の皆さんに自分自身でできることを考えていただく場を提供します。
プログラム内容 | ➀KOBELCOにおけるSDGsへの取組み説明 ②CO2削減に貢献する製品を作る工場を見学 ③灘浜サイエンススクエアでのワークショップ |
料金 | 1,500円/人 ※別途、事務経費10%が必要となります。 |
定員 | 40名程度 |
実施場所 | 神戸製鋼所 灘浜サイエンススクエア、神戸線条工場 |
実施時間 | 10:00~12:00(120分) |
実施曜日 | 日程により調整が必要 |
(株)G-7ホールディングス
「野菜生産」を通して障害者雇用とこども食堂の支援
G-7グループの一つである株式会社G-7スーパーマートでは業務スーパーを運営しており、多様性のある職場環境を⽬指し、障害者支援サービス会社を通じて障害者を雇用し、農園での野菜の栽培をしております。
生産した野菜は、身近な地域で子供たちの育ちを支援する⽬的として、自治会や福祉センターなどといった施設にある「こども食堂」へ無償提供をしています。
またSDGsへ配慮をした新社屋をはじめ、どのような思いで取組みを行っているか学んで頂きます。
プログラム内容 | ➀地球環境問題への配慮と再生エネルギーの活用 本社見学 ②「こども食堂」へ無償提供する野菜の播種(種まき)体験 ③ワークショップ |
料金 | 無料 |
定員 | 10名~15名程度 |
実施場所 | 株式会社G-7ホールディングス本社屋 |
実施時間 | 10:00~12:00(120分) |
実施曜日 | 日程により調整が必要 |
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「探究学習・SDGs・キャリア教育」をテーマとした神戸ならではの探究プログラムは、自分の進路やキャリアを考えるきっかけになり、また自分達の地域と比較して持続可能な社会の担い手になることにもつながると感じました。
神戸での修学旅行で、生徒1人1人にとって実りある修学旅行になるよう心から願っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。