【長野県】南信州まつかわでおすすめの体験学習施設10選│修学旅行にぴったりの体験施設をピックアップ

長野県松川町ってどんなとこ?

二つのアルプスに抱かれた伊那谷の中央にある松川町は、天竜川をはさんで東西に広がる段丘の町です。

人口は総数 12,718人。(*令和元年5月1日現在)

主要産業は「果樹栽培」で、果樹農家数は約600軒にも及びます。

南信州まつかわで学べる4つのコト

松川町で想いをもって暮らす・働く「まつかわ人」たちが案内!

彼らの生き様に触れ、心で感じることで、児童・生徒の皆様が自らの生き方を深める機会となること間違いなしです。

4つの学びのテーマ

1.【森林資源】自然の豊かさや素晴らしさを五感で感じる

2.【農ある暮らし】農家の仕事の苦労ややりがいに触れる

3.【ものづくり】ものづくりの現場で働くことについて学ぶ

4.【歴史平和】今につながる人々の歩みを知り、未来を考える

本記事では、中学生におすすめの体験学習施設4つのジャンルに分けて選びやすいように12施設の情報をまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。

長野で「自然体験」ができる体験学習3選

二つのアルプスに抱かれた豊かな自然。

雄大な山々の麓には、奥深き森や恵み豊かな里山が広がっています。

芽吹きの春、青葉がまぶしい夏、紅葉の秋、しんと冷え込む冬と、四季の移り変わりは鮮やか。

いつ訪れても心うばわれる、美しい風景に出逢えます!

まず、長野・南信州まつかわの「自然体験」ができる体験学習を3つご紹介します。

  • 天竜川ラフティング
  • フォレストアドベンチャー
  • 木曽駒ケ岳 日帰りトレッキング

天竜川ラフティング

太平洋にそそぐ一級河川「天竜川」を仲間とともに力を合わせてラフティングボートで下ります。

自然の怖さ、偉大さを向き合うことにより、自然と接するときのルール、チームワークの重要性、それに伴う自主性が育まれます。

実施時期 5~11月
体験時間 2.5~3.5時間
受入人数 200名
雨天開催について OK ※水位による

フォレストアドベンチャー

自然の地形や自生する木を活かすことを基本にフランスで誕生した自然共生型アウトドアパーク。

難易度の分かれた4つのコースで、レベルに合わせたアスレチックが体験できます。

実施時期 通年
体験時間 3時間
受入人数 80名
雨天開催について OK

木曽駒ケ岳 日帰りトレッキング

日本一の高低差を誇るロープウェイで、一気に2,612mの世界へ。

その後、木曽駒ケ岳山頂の2,956mまで約4時間で往復できます。

色とりどりの高山植物、秋は紅葉を眺めながら登っていくと、山頂で御嶽山、北アルプス、南アルプスから富士山まで、360度の大パノラマを堪能できます。

実施時期 7~10月
体験時間 6時間
受入人数 何名でもOK
雨天開催について OK

長野で「農業体験」ができる体験学習2選

長野県のなかでも比較的温暖な松川町は、梨の最北栽培地りんごの最南栽培地が重なる場所。

恵まれた気象条件も手伝い、多様な果樹の栽培が盛んです。

山間部では梅や食用桜の栽培、暮らしに欠かせない薪づくり等の農ある暮らしが受け継がれています。

次に、長野・南信州まつかわの「農業体験」ができる体験学習を3つご紹介します。

  • くだもの畑ガイドウォーク
  • りんごジャムづくり
  • ジュースの製造見学

くだもの畑ガイドウォーク

松川町に広がる一面のリンゴ畑は、かつては森に覆われていて、先人たちが長い時間をかけて土地を開墾し現在の姿となっています。

リンゴ狩りや試食体験、お土産づくりができるのみならず、リンゴづくりにまつわる苦労話ややりがいなどを農家さんから聞くことができます。

リンゴだけでなく、さくらんぼやブルーベリー、ブドウ農家さんでの体験も可能です!

実施時期 通年
体験時間 1,5時間
受入人数 40名×6組
雨天開催について OK

りんごジャムづくり

りんご農園でりんごを使ったジャムづくり。

りんごのカットから瓶詰め、ラッピングまで行います。

試食の時間もあるので、自分で作った出来立てのジャムをその場で味わえます。

実施時期 通年
体験時間 1時間
受入人数 60名
雨天開催について OK

ジュースの製造見学

リンゴ畑の中にあるジュース工場でジュースの製造見学ができます。

ここでは農家の立場から原料にこだわった、最高級の果物ジュースづくりを見ることができます。

日産10,000リットルの搾取処理ができる機器によりできたジュースをその場で試飲できます!

実施時期 通年
体験時間 1時間
受入人数 40名
雨天開催について OK

長野で「ものづくり体験」ができる体験学習2選

松川町での「精密機械企業」でのモノづくりを体験。

オートメーション化された製造現場とともに、製品化に向けた最後の検査は人間の目が行う現場に触れることで、人と機械の協業について学ぶことができます。

次は、長野・南信州まつかわの「ものづくり体験」ができる体験学習を2つご紹介します。

  • ガラスの特殊加工体験
  • 自動車部品の製造ライン見学

ガラスの特殊加工体験

工業用ロボットの制御装置に欠かせないガラス製の「ロータリーエンコーダースリット版」。

ナノの世界のエキスパートと称され、国内生産7割のシェアをもつ企業での貴重なガラスの特殊加工体験です。

1/10mmの目盛りが刻まれたガラスで作ったスケールに、特殊な薬品・技術を使って印字。

世界にひとつだけのオリジナルスケールをお持ち帰りいただけます。

実施時期 通年
体験時間 2時間
受入人数 40名
雨天開催について OK

自動車部品の製造ライン見学

自動車用の精密プラスチック部品を製造するメーカーでの工場ライン見学。

小さな部品の一つひとつが集まって自動車という完成品につながる産業構造についての理解も深められます。

見学後には、プラスチック版を使ってのキーホルダー作りを体験します。

実施時期 通年
体験時間 2時間
受入人数 40名
雨天開催について OK

長野で「平和学習」ができる体験学習2選

松川町には、満蒙開拓団として満州にわたり戦後帰国した方々が開拓した地域があります。

当時の人々の苦労や努力を知る方からのお話しから、今につながる人々の歩みを知り、未来を考えます。

最後は、長野・南信州まつかわの「平和学習」ができる体験学習を2つご紹介します。

  • 満蒙開拓平和記念館の見学
  • 果樹栽培とフロンティアスピリット

満蒙開拓平和記念館の見学

戦時に国策で旧満州に多くの日本人が渡り入植した「満蒙開拓」の資料を収集展示し、後世に伝える施設。

当時の映像・写真・手紙・資料や住居の模型で、入植から逃避行・集団自決・収容所の生活、そして中国残留孤児までの歴史を見ることができます。

実施時期 通年
体験時間 2~2.5時間
受入人数 120名
雨天開催について OK

果樹栽培とフロンティアスピリット

松川町では約100年前に、ある一人の挑戦から果樹栽培が始まりました。

あきらめない心が実を結び、現在の「くだものの里まつかわ」につながっています。

この地に息づくフロンティアスピリットに触れ、挑戦することの大切さを学びます。

実施時期 通年
体験時間 2時間
受入人数 80名
雨天開催について OK

まとめ

今回は、長野県は南信州、松川町の『自然学習』、『農業学習』、『ものづくり学習』、さらには『平和学習』の4つのジャンルから体験学習施設をご紹介しました。

修学旅行の目的は、日頃と異なる環境の中で視野を広めて、自然や文化に触れて集団生活や道徳を学ぶ場とされています。

今回ご紹介した体験学習施設で、生徒1人1人にとって実りある修学旅行になるよう心から願っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。