教育旅行×「探究学習」の最新事例
今回は、観光地をまわるだけではない「修学」としての関心が高まっている中で、
教育旅行を「探究の場」として利用する学校が増えているということに焦点を当てました。
実際に、日本教育新聞が行った「修学旅行(教育旅行)に関する調査」でも
「今後修学旅行を実施する上で、学習テーマとして注目していることはありますか?」
との問いに対して、
1位:「探究学習、問題解決型学習」(350校)
2位:「キャリア教育」(190校)
3位:「SDGs」(170校)
という結果が出ていました。
※対象:全国の学校2400校/小・中・高校各800校(回答530校)※2021年2月実施
この結果からも、探究やその学習に紐づけられるテーマに関心が高まっていることがうかがえます。
本記事では、教育旅行において「探究学習」を体現している最新事例を3つご紹介いたします!
凸版印刷×JTB
修学旅行の「事前学習プログラム」を開発!
株式会社凸版印刷と株式会社JTBが共同開発した、「修学旅行オンライン事前学習プログラム~テレポーテーションto沖縄~」というものです。
沖縄の平和をテーマとするインタビュー形式の映像教材を使い、現地のファシリテーターが遠隔地にいる生徒にその場にいるかのような感覚で体験を提供できる学習素材です。
修学旅行で訪れる場所に関する知識のインプットと同時に、現地訪問時の関心や理解を深め、学習効果を最大化させることができるプログラムです。
*参考サイト:凸版印刷×JTB、修学旅行の「事前学習プログラム」を開発し学校向けに提供 | ICT教育ニュース (ict-enews.net)
いただきますカンパニー
「オンラインファームツアー」クラファン開始!
コロナにより修学旅行やバス学習が中止になった全国の子どもたちに向けて、オンラインツアーのノウハウと食育事業の経験を組み合わせた食育プログラムです。
北海道の食の生産現場をオンラインでリアルタイムにつなぐ新しいガイドツアーとなっており、画面上で農場の様子を眺めるだけでなく資料や教材を事前に送付することで、子どもたちが集中して学べるツアーとなっております。
*参考サイト:いただきますカンパニー、小学3〜6年生向け「オンラインファームツアー」クラファン開始 | ICT教育ニュース (ict-enews.net)
ニット
700人以上の高校生へオンライン国際交流授業開始!
コロナにより修学旅行やバス学習が中止になった全国の子どもたちに向けて、オンラインツアーのノウハウと食育事業の経験を組み合わせた食育プログラムです。
北海道の食の生産現場をオンラインでリアルタイムにつなぐ新しいガイドツアーとなっており、画面上で農場の様子を眺めるだけでなく資料や教材を事前に送付することで、子どもたちが集中して学べるツアーとなっております。
*参考サイト:ニット、700人以上の高校生へオンライン国際交流授業開催 | ICT教育ニュース (ict-enews.net)
まとめ
・・・いかがでしたでしょうか?
事前学習→現地での体験→事後学習のサイクルを通じて、子どもの成長を促す「探究学習」の事例を紹介させていただきました。
引き続きよろしくお願いいたします。