滋賀で「環境学習」ができる体験施設9選!|校外学習や修学旅行におススメ

現在、温暖化や自然破壊など地球環境の悪化が深刻化し、環境問題への対応が人類の生存と繁栄にとって緊急かつ重要な課題となっています。

そのため、国民が様々な機会を通じて環境問題について学習し、自主的・積極的に環境保全活動に取り組んでいくことが重要であり、特に、子どもたちへの環境教育は極めて重要な意義を有しています。

ー引用元:環境教育:文部科学省 (mext.go.jp)

その中で、日本一大きな湖、「琵琶湖」を有する滋賀県は、環境教育の先進県ともいわれており、特に滋賀が独自で作成した「MLGs」が今注目を集めています。

「MLGs」とは?

「MLGs」とは、マザーレイクゴールズ(Mother Lake Goals, MLGs)といい、いわば琵琶湖版のSDGsです。琵琶湖を切り口として、2030年の持続可能な社会の実現へ向けた13の目標(ゴール)を、滋賀独自に設定されました。

2030年の環境と経済・社会活動をつなぐ健全な循環の構築に向け、計13のゴールを設定しています。

★詳しくはコチラ:滋賀県版SDGs、「MLGsとは?」~現地で学ぶ、地元の宝を守り抜くチカラ~

滋賀の環境学習ができる体験施設9選!

そんなMLGsをツーリズムとした教育旅行向けに、本記事では、学校団体受け入れOKの「環境学習」ができる滋賀の体験施設、計9か所の情報をまとめました!

ぜひ最後までご覧ください。

滋賀・南部の環境学習施設

琵琶湖汽船株式会社

環境学習船「megumi」で行う、見て、触れて、感じるびわ湖湖上体験学習!

環境学習器材を使用し、びわ湖水の採水や、プランクトンの観察を行う他、びわ湖を取り囲む風景から考察できる歴史文化を講師がレクチャーします。

それぞれの活動は、下記の①と③、②とヨシ笛コンサート等、複数プログラムを組み合わせてご利用いただけます。

活動①:びわ湖の水を調べよう<水質調査>

活動②:びわ湖の歴史と治水について学ぼう<歴史講話>

活動③:びわ湖の生き物を調べよう<プランクトン観察>

体験メニュー名 環境学習クルーズ
料金 1活動あたり700円×生徒数 +チャーター代
定員 40~110名まで
所要時間 45分〜1.5時間
所在地 滋賀県大津市浜大津5-1-1(本社)
施設HP 琵琶湖観光・レジャーならびわ湖クルーズ|琵琶湖汽船(公式) (biwakokisen.co.jp)

滋賀県立琵琶湖博物館

「湖と人間」をテーマにした総合博物館。

関西最大級の淡水生物を展示する水族展示室では、琵琶湖の主といわれるビワコオオナマズや、世界で唯一淡水にすむ「バイカルアザラシ」を見ることができます。

…編集者の私も見に行ったことがあるのですが、ビワコオオナマズの存在感は凄まじく、バイカルアザラシは、ぱっちりな目が非常にキュートでした♪

体験メニュー名 団体向けプログラム

プランクトン採集と観察/化石のレプリカ作り/ヨシ笛作りなど

料金 無料
定員 25名
所要時間 60~90分程度
所在地 滋賀県草津市下物町1091
施設HP 滋賀県立琵琶湖博物館 |  (biwahaku.jp)

パナソニック(株)くらしアプライアンス社

工場の環境への取り組みを探ることを目的に、事前のオンライン授業では、地球温暖化の現状や工場の取り組みを学習し、冷蔵庫の省エネ素材を使ったMy水筒作りに挑戦。

さらに当日は冷蔵庫ができる過程を実際に見学することで、地球温暖化に対する理解が深まるプログラムとなっています。

体験メニュー名 エコファクトリーツアー
料金 無料
定員 20~120名
所要時間 オンライン授業75分程度+当日工場見学100分程度
所在地 滋賀県草津市野路東2-3-1-1
施設HP くらしアプライアンス社 | Panasonic

滋賀・湖西の環境学習施設

比良げんき村

琵琶湖を一望できるレクリエーション施設

屋外フィールドには、アスレチックや流星スライダー、屋内には光学望遠鏡とプラネタリウムがあります。

また、キーホルダーや壁かけなどの制作ができる木工クラフトも体験可能です!

体験メニュー名 プラネタリウム/天体観測/木工クラフト/登山など
料金 有料(各プログラムにより異なる)
定員 天体観測/木工クラフトは50名まで
所要時間 各60分程度
所在地 滋賀県大津市北小松1769-3
施設HP 比良げんき村 – キャンプと星空とアスレチック (hira-genki.com)

BSCウォータースポーツセンター

滋賀・蓬莱浜にあるウォータースポーツが楽しめる自然体験学習施設。

2030SDGsゲーム公認ファシリテーターによる環境学習は、「世界はつながっている、そして私も起点」をテーマとした講話型のプログラム。

また、2024年には、立命館大学 環境経済学ゼミと共同で、「ヨシストロー作り」を体験プログラム化!

【立命館大学 環境経済学ゼミ×BSC】ヨシストロー作り体験│びわ湖環境学習プラン

体験メニュー名 びわ湖自然体験学習
料金 実施プログラムにより異なる
定員 最大400名
所要時間 2.5~5時間程度
所在地 滋賀県大津市南船路4-1
施設HP 滋賀・琵琶湖の自然体験学習施設 BSCウォータースポーツセンター (bsc-int.co.jp)

滋賀・東近江の環境学習施設

あいとうエコプラザ菜の花館

家庭などから出た廃食油を石けんやバイオディーゼル燃料にリサイクルしたり、市内で育てた菜種で菜種油を生産したり、地域内の資源循環を推進されています。

施設見学だけでなく、搾油や廃食油を使ったキャンドル作りなどの体験も可能となっています。

体験メニュー名 施設見学と講義・体験学習
料金 有料
定員 40名
所要時間 施設見学と講義:90分/体験学習は内容により異なる
所在地 滋賀県東近江市妹町70
施設HP 研修・環境学習 | NPO法人愛のまちエコ倶楽部 (ai-eco.com)

河辺いきものの森

里山保全活動を知ろう!というのを目的に、国内でも珍しい河川のそばにある里山の保全活動に取り組む施設。

現在は体験学習の場などとして活用されており、高さ12mのトレイルから森林を観察したり、ビオトープで生き物を観察することができます。

体験メニュー名 自然観察/里山保全/ネイチャーゲームなど
料金 有料
定員 15~40名
所要時間 プログラムにより異なる
所在地 滋賀県東近江市建部北町531
施設HP 河辺いきものの森 ご案内 (e-omi.ne.jp)

滋賀・湖北の環境学習施設

湖北野鳥センター

野鳥が生息する環境を守るために、琵琶湖岸の水鳥の学習と保護を目的とした施設。

観察室や、ライブ映像での水鳥の観察を通して整体を学び、野鳥が元気に暮らせる環境について考え、学ぶことができます。

ほかにも、魚類やカメなど琵琶湖に生息する生き物を見ることができます。

体験メニュー名 野鳥観察/講座/湖岸のライブ映像の鑑賞と解説
料金 無料
定員 60名
所要時間 60分程度
所在地 滋賀県長浜市湖北町今西
施設HP www.biwa.ne.jp/~nio/

滋賀県醒井養鱒場

日本で最も歴史のあるマス類養魚施設の一つ。

さかな学習館でマスの生態を勉強し、大型ニジマスやチョウザメがいる「ふれあい河川」で実際にふれあうことで、美しい水と生命のすばらしさを体感することができます。

体験メニュー名 魚とのふれあい体験/淡水魚のスタンプラリー/魚のエサやり
料金 無料
定員 なし
所要時間 すべて合わせて半日~1日
所在地 滋賀県米原市丹生
施設HP 滋賀県醒井養鱒場|滋賀県米原市 (siga.jp)

まとめ

いかがでしたでしょうか?

わたしたちのくらしを持続可能なものにするためにはどうすればいいか…

MLGsを切り口に、子どもたちが自分の地域の環境について考えるきっかけになればいいなと思います♪

本記事では、学校団体受け入れOKの「環境学習」ができる滋賀の体験施設の情報をまとめました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました♪

参照元:MLGsツーリズム学習BOOK – MLGs WEB