パナソニックグループは、総合情報受発信拠点「パナソニックセンター東京」をリニューアルし、教育団体向けの環境教育エリア「Panasonic GREEN IMPACT PARK」を、2023年3月25日(土)にオープンしました。
「Panasonic GREEN IMPACT PARK」では、環境やエネルギーの学習に取り組んでいる子どもたちが、パナソニックグループの社会・環境課題に向けた取り組みを体感し、環境に対するアクションを自分ごと化できるようデジタルを組み込んだ体験型展示などを展開されています。
目次
施設概要
体験施設名 | パナソニックセンター東京「Panasonic GREEN IMPACT PARK」 |
定員 | 最大120名様まで |
所要時間 | 約120分 |
団体料金 | 入場料:300円(※15名以上、事前予約制) |
住所 | 東京都江東区有明3-5-1 |
HP | https://holdings.panasonic/jp/corporate/center-tokyo.html |
2つの学習ポイント
未来を担う子どもたちに向けて、「子どもたちの探究心と創造性を育む」をコンセプトに体験学習をサポートする活動に取り組んでおります。
(1)環境教育
パナソニックグループの地球温暖化問題への取り組みを学ぶことで、環境に関する理解を深めます。
主には、地球を取り巻く「温暖化」という社会課題の現状とその解決策について知ってもらうことで、一人ひとりが課題解決に向かってアクションを起こすことの大切さに気付き、行動を起こすきっかけを提供いたします。
(2)STEAM教育
STEAM教育とは、下記4つを統合的に学習する教育手法のことをいいます。
STEAM教育
Science (科学)/Technology (技術)/Engineering(工学)/Art(芸術)/Mathematics (数学)
STEAM教育をテーマとした展示と出会い、「観る・つくる・伝える」の体験をすることにより、課題が複雑かつ深刻化する未来の社会に必要な思考力や創造力を培い、子どもたちのアイデアを力タチにする機会を設けます。
★あわせてcheck!:教育旅行×「探究学習」の最新事例3選 – タリフル (bsc-int.co.jp)
体験学習の具体的な内容
1F:Panasonic GREEN IMPACT PARK
「CO2の削減」と「資源の循環」の2つの視点でめぐる展示エリア
主な展示内容
- CO2って、どんなときに出るの?
- 電気をつくるとCO2が出てしまうの?
- 今までどおりのくらしだとCO₂って減らないの?
- 限りある資源を上手に使うためには?
その他、原理を実験したり浮かんだアイデアを書き込める「ハンズオン展示」や、調べものができるライブラリー(図書)などがあります。
2F/3F:AkeruE(アケルエ)
子どもたちの「ひらめき」をカタチにするミュージアム!
3つの体験ステップ
- 観る:ふしぎなアート作品と原理展示を交互に観察
- つくる:自ら手を動かしてひらめきをカタチにする工作体験
- 伝える:作品のストーリーを動画にしたり作品を大画面で上映して共有
科学・技術・芸術をかけあわせたふしぎなアート作品と、作品の原理展示を通して、ものごとを組み合わせたり、掛け合わせてつくることの楽しさを知ることができます。
分野横断型の学びと、学んだことを活かしてものづくりができる環境から、子どもたちの想像力を育むサポートをします。
【pick up!】BSCウォータースポーツセンターの環境教育
滋賀・琵琶湖の自然体験学習施設「BSCウォータースポーツセンター」の環境教育とは?
★日本一大きな琵琶湖でウォータースポーツを体験!
⇒比良山と琵琶湖に囲まれた自然の中で、環境負荷の少ないウォータースポーツ体験を通して、自然や環境を大事にする心を学び、豊かな感性を育みます。
★SDGs・環境学習「マイプラ」で、プラスチックごみ問題について考える!
⇒“SDGs”を通して、世界や地域の様々な問題について「自分ゴト」として考えるための講話型学習プログラムを、宿泊施設や学校に出張するかたちで提供しています。
*詳しくはコチラ:https://edu.bsc-int.co.jp/2023/01/25/myplus/
★立命館大学 環境経済学ゼミとのコラボ!びわ湖環境学習プラン「ヨシストロー作り」が新登場!
⇒立命館大学 経済学部 環境経済学「寺脇拓ゼミ」のSDGs推進プロジェクト『ヨシストロー』の普及活動の取り組みを、共同で体験プログラム化!
SDGs達成に向けた環境づくりのために、地域の資源をどのように活用し社会に広めていくのか、大学生の素敵なアイデアから学びます。
※詳しくは公式HPの教育旅行ページをcheck!:https://bsc-int.co.jp/nature/education
まとめ
いかがでしたでしょうか?
パナソニック株式会社は、2030年までに、全事業会社のCO2排出量を実質ゼロに、2050年に向けては、商品からのCO2排出量を減らすことを発表されています。
大企業の具体的な環境への取り組みからは学ぶことも多いですが、その取り組みは、HPなどでしか確認できないことがほとんどです。
このように体験学習施設として、子どもたちが実際に訪れ、体験を通じて楽しく学べる環境はとても珍しくて素敵だなと感じました!