「福島」で感じる希望。それは学びの原動力。

先日、公益社団法人びわこビジターズビューローの教育旅行キャラバンの相互交流にて、BSC校長の井上が東北エリアを訪れました!

その際の情報を基に、今回は東北エリアの中でも“福島県”にスポットを当て、かなり充実した教育旅行素材を各種ご紹介していきたいと思います!

※引用元:福島県教育旅行総合ガイドブック| フクシマイーブックス fukushima ebooks 福島県の電子書籍サイト (fukushima-ebooks.jp)

▶▷東北編 <福島県>

その1:ホープツーリズム ~福島で感じる希望。それは明日の学びの原動力~

世界で類を見ない複合災害(地震、津波、原発事故)の教訓からの学びは、「震災・防災学習」という限定的な視点だけではなく、福島の現状を理解し、「復興に向け様々な分野で果敢にチャレンジする人々との対話」「複合災害の教訓等からこれからの未来を探究・創造する」学びのツアーとなっております。

【学びのポイント】
◇見る:報道だけでは分からない福島の「今」/長年の避難指示による地域の影響がでる街並みなど
◇聞く:挑戦を続ける人々の「想い」/困難の中でも前へ進もうとする人々との対話から気づきを得る
◇考える:福島の問題を「他人事」から「自分事」へ/まとめのワークショップで未来を創造する

その2:探究×SDGs:ロハス食育環境プログラム~Mirai Food Scenario 100~

ロハスコンシェルジュの資格をもつホテルのスタッフが、講話形式で、現代の食育環境の課題に触れながら「当たり前に食べている食材がテーブルに並ぶまでには、課題も起こり得る」という視点から、「食のもったいない」「命をいただく」「地球環境保全」について学ぶことができるプログラム。

【学びのポイント】
◇事前学習:日本のフードロスについて調べる/環境に配慮している商品・企業を調べる
◇現地学習:フードロスの現状・食糧難で苦しむ人々の命・生き物に対する命のありがたさについて
◇事後学習:食糧不足を解決するための新たな動き/日常の生活からできる行動を考える

その3:歴史・文化体験~幕末の会津の歴史から“ありたい未来/自分を創造する~

国内を二分し、歴史の転換期となった戊辰戦争会津は重要な局面となった「会津戦争」の戦場となり、江戸から明治への変遷に重要な役割を果たした地域です。少年藩士白虎隊の悲劇に象徴されるよう、武士としての「正義」を守り、挑んだ会津藩の精神からは、未来にむけて必要な視点や現代を生きる私たちが考え続けていくべき視点を学ぶことができます。

【学びのポイント】
◇事前学習:幕末の日本の会津の関係性・出来事などを調べる
◇現地学習:史跡や展示資料から会津の歴史を体感する
◇事後学習:転んでも起き上がる「会津の精神」から、「明日への提言~私たちの什の掟~」を考える

その4:自然・環境学習~磐梯山噴火から、防災と持続可能な自然共生を考える~

1888年に起きた磐梯(ばんだい)山噴火は大きな被害をもたらした一方で、湖沼群を形成し、美しい自然が織りなす景観をもたらしました。「五色沼自然探勝路の散策」や、「磐梯山登山」などのプログラムを通じて、防災の視点だけでなく、持続可能な自然と人間の共生への気づきや学びを得ることができます。

【学びのポイント】
◇事前学習:磐梯山噴火がもたらした「脅威」と「恵み」について調べる
◇現地学習:火山の脅威から防災を学ぶ/多様な生態系に触れ、自然環境の成り立ちなどを学ぶ
◇事後学習:持続可能な自然との共生について、「環境保全」と「経済発展」の両面から考える

・・・いかかでしたでしょうか?
まさに学生のうちに触れておきたい学びがたくさんある福島県、私も行ってみたくなりました♪