歴史学習ができる滋賀の神社仏閣7選！｜修学旅行や校外学習におすすめ

滋賀には、日本一大きく美しい琵琶湖、里山、森林などの豊かな自然や、“世界農業遺産”に認定された琵琶湖と共生する滋賀の農林水産業、数々の場面で表舞台に立った多くの史跡や寺社仏閣などがあります。

さらには、そうした自然を生かした湖上スポーツ、自転車で琵琶湖を一周する「ビワイチ」などのアクティビティが楽しめるほか、座禅や写経を通して、歴史やそこから育まれた文化を間近で体験・体感できます。

古くは「近江を制する者は天下を制す」といわれていた滋賀県の、歴史ある神社仏閣を、本日はご紹介いたします！

高島・大津エリアの歴史・観光

比叡山 延暦寺

延暦7年（788年）に天台宗の総本山として最澄上人が開山した比叡山延暦寺は、一遍、法然、親鸞、道元、日蓮などといった名僧を輩出したことでも知られ、豊かな自然に囲まれた境内は、東塔・西塔・横川の三塔で構成されています。

根本中堂は平成28年（2016年）より10年に亘り大改修を行っております。

比叡山での修行体験を通じて、自己を見つめ、普段の生活で見失われたものに気づくことができます。

総本山 三井寺

天台寺門宗の総本山であり、三井寺とは、三天皇（天智・天武・持統）が産湯で用いた、三井の霊泉があり、「御井の寺」に由来します。

ビーズブレスレット（腕輪念珠）制作体験は、仏教の世界では、念珠は仏様と心を通い合わせる大切な法具で、持っているだけ厄災から身を守り、心の安らぎを得られるといわれています。

大本山 石山寺

瀬田川に臨み、伽藍山を負った勝景の場にあり、紫式部ゆかりの寺として知られています。

東寺真言宗の大本山で山号を「石光山」といい、西国三十三所観音霊場の第十三番札所になっています。

国宝の本堂や多宝塔をはじめ、所蔵の文化財も数多く、1年を通じて花に彩られる花の寺としても有名です。

近江神宮

第38代天智天皇をまつる近江神宮は、天智天皇の古都、近江大津宮（大津京）跡に鎮座する神社です。

漏刻（水時計）や百人一首かるた、流鏑馬などが有名で、映画「ちはやふる」の舞台にもなりました。

東近江・湖東エリアの歴史・観光

国宝 彦根城

井伊直弼で知られる彦根藩井伊家の居城で、現存する国宝５城のひとつ。

登り石垣や針巻・腰巻石垣など特徴のある石垣や、屋根の曲線が美しい三重の天守をはじめ、大名庭園「玄宮園」など見どころがいっぱいです！

安土城跡

標高198mの安土山一帯にある織田信長（1534-82）の居城跡で、国指定の特別史跡です。

天正4年(1576年)から織田信長が約3年の歳月をかけて完成しました。

安土・桃山時代の幕開けとして築城されましたが、織田信長が倒れた本能寺の変後、焼失して石垣だけが残っています。

わが国最初の本格的な天主の建築は、この安土城が始まりとされ、歴史上に名を残す名城跡です。

天台宗 金剛輪寺

天平13年（741年）に開山された天台の巨刹で、紅葉の名所「湖東三山」のひとつとしてして有名です。

本堂は鎌倉時代の代表的な和様建造物として、国宝に指定されています。

重要文化財の三十塔や、国の名勝に指定されている庭園などがあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか？

滋賀県は重要文化財の件数が全国4位など、全国有数の文化財保有県であり、地域に根付いた多様な歴史文化遺産が県内各地に点在しています。

しかしながら、このことはあまり知られていません。

さらに、近年の価値観の多様化、地域の過疎化、意識の変化などにより、文化財の保存継承に危機が訪れています。

過去から受け継がれてきた、地域の宝である文化財を未来に継承していくために、より多くの人々がかかわり、努力してきたという事実が、子どもたちにとって実りある学びにつながると考えます。