鳥羽市の概要 ~海女と真珠のふるさと~
三重県東端部の志摩半島北側に位置し、伊勢湾と太平洋・熊野灘に面しており、市域は、4つの有人離島と半島部から構成されています。
山地が海岸部まで迫っているため、風光明媚なリアス海岸が形成されています。
◇明治26年:御木本幸吉が世界で初めて真珠養殖を成功する偉業を成し遂げる
◇昭和21年:市全域が伊勢志摩国立公園の指定を受ける
…など、人々は海と共に生き、自然に寄り添いながら暮らしています。
また、海岸部は古くから豊かな漁場となっており、二千年以上前から続く海女漁をはじめとして多様な漁業が続けられています。
ー鳥羽で学んだSDGsを皆さんの地域で実践してほしい。
鳥羽の人びとは、海や島々といった豊かな自然の中で暮らし、地域社会のつながりは深く、強い絆で結ばれています。
そんな鳥羽の暮らしの中で、持続可能な仕組みが生まれ、後世へ引き継がれ、新しい取り組みが構築されてきました。
・水産資源の枯渇を防ぐための海女漁の決まり事
・旅館で出た生ごみの再利用
・鳥羽の特産品である牡蠣の殻を利用した肥料づくり など
また、海に直接触れる体験や、海の環境を学び・守る取り組みも熱心に行われています。
学校や地域、企業で学びたいことや抱えている課題を解決する一助になるかもしれません。
鳥羽での学びや体験が皆さんの地域で実践され、さらにその取り組みが広がっていくことを目指しています。
引用元URL:鳥羽でSDGsを学ぶ | 鳥羽市観光協会 (toba.gr.jp)
「鳥羽のSDGsまなブック」が完成!
三重県鳥羽市は2022年8月29日の定例会見で、SDGs(持続可能な開発目標)に関する取り組みや体験プログラムを紹介したパンフレット「鳥羽のSDGsまなブック」を作成したと発表されました。
パンフレットはA4判全8ページで、
・「社会を支える」
・「経済の循環」
・「環境を守り、活かす」
の3つを柱に地域資源の活用やリサイクル、障害者雇用の取り組みなどを写真付きで紹介。
また視察や体験プログラムに対応できる31カ所の施設を掲載されています!
参考元URL:教育旅行や行政視察用に鳥羽市がSDGsパンフレット作成 三重(伊勢新聞) – goo ニュース
「みのり通信」が選ぶ! “鳥羽のおススメ体験施設”
1.かき殻の再利用工場見学 @鳥羽かき殻加工センター
【内容】 鳥羽で排出されるかき殻の再利用工場の現地見学をします。
鳥羽市におけるカキ養殖の生産額は年間20億円を超え、市内水産養殖業の約60%を占めています。
鳥羽の代表的な水産業の出荷作業過程で排出されるカキ殻等の加工処理を行い、土壌改良肥料「しおさい」を生産されています。
【学びのポイント】
・かき殻の再利用がなぜ必要なのか、その後の再利用の実態等を直接学びます。
・かき殻の再利用の実態から、様々な資源の再利用の必要性を考えます。
2.黒メダカの保護活動学習プログラム @扇芳閣
【内容】ユネスコ認定の絶滅種の黒メダカの保護活動の見学、学習プログラム。
旅館が黒メダカを保護している池「めだかの学校」で、メダカの生態を見学します。
【学びのポイント】
・ユネスコ認定の絶滅種である黒メダカを保護する理由から自然や環境について学びます。
・メダカ以外の絶滅種の生物の保護について考えます。
3.水族館から学ぶSDGs(教育セミナー) @鳥羽水族館
【内容】飼育員の話から多様性の大切さを学び、自然界の一員としてどう行動するか考える機会を提供されています。
動物が大好きな水族館スタッフさんが、飼育を通して知った動物たちの姿などを楽しくお話します。
【学びのポイント】
・生き物の生態の話から、多様性の大切さを学びます。
・自然界で暮らす一員としてどう行動するのかを考えます。
※その他、鳥羽市の体験施設一覧はコチラ!:鳥羽で学ぶ SDGsプログラム集 (toba.gr.jp)